令和3年2月定例会(第3号)=2= 2021年3月3日
◯九十番(富田昭雄君)
それぞれありがとうございました。
私から要望を一点と、再質を一点させていただきます。
要望は、環境局さんがいろいろ考えていただいているようでございますが、ありがとうございます。この食品ロス削減は大きなテーマですし、今、旬だというふうに思っておりまして、削減推進法ができて一年でございますので、ぜひ減ったということが目に見えるように、何らかの形でもっと県民の意識が向上できるように、何となくじゃなくて、本当にみんなで削減しているというのが分かるような形で、ぜひ全庁を挙げていろんな部署と連携をしていただいて、頑張っていただきたいと思います。
東京都は企業とパートナーシップなどを結んで、いろんな成功事例を紹介したりしています。今、企業はどんどん進んでいて、リサイクルやら、また、AIを使って、適正な発注、在庫管理、そして廃棄を少なくするということを取り組んでおられますので、そういうことも御紹介いただいて、ぜひ成果を上げていただきたいということを要望しておきます。
再質でございます。教育長にお答えいただきたいと思いますが、今度の検討会議の答申案、皆さんがお考えいただいて、二校志願・一回試験ということで、何となく私は一回試験を受けただけで二回受かるというのはちょっとどうかというふうに気がいたしますけれども、ぜひ採点については慎重に検討していただいて、進めていただきたいと思いますが、確かに、生徒の負担、先生の負担が減りました。このことについてはそのとおりだというふうに思いますけれども、私が問題にしたいのは、せっかく入試改革するわけですから、いろんなことが改善されればいいなとは思うんですが、なかなか改善されないのが定数の問題でありまして、定数については、私学が減ったわけですけど、その分、移動して、公立に移っただけでありまして、そういう意味では総トータルはあまり変わっていないわけですが、九月の時点で、全日制志願の希望者は九三近くあるんですね。その人達が結局、着地をすると九〇を割るというのは、やっぱり三千人近くの方が進路希望を変更するということが余儀なくされているということがずっと続いているわけです。そのことを私は問題にしているわけでありまして、そういう意味で、定数を実態に合わせるという意味でいうと、愛知県がずっと三十年間続けてきたこの募集比率、公私二対一の問題、もう見直してもいいんじゃないかというふうに思います。
これはやはり伸びている、増えているときは比率を固定するというのは分かりますが、減っていくわけですね。あと十年たつと、今、中学卒業生が七万人ぐらいの前後で推移しているのが六万人になるわけですね。そういう中で、多様性、多様性と言っておられる割には型にはめていて、なおかつ、定員が大きく実態と違うというところに私はちょっと疑問を感じるわけでありますが、ぜひ研究をしていただいて、もうそろそろ二対一を見直してもいいんじゃないかと。
それと、九三%の数字もずっと十七年ぐらい続けていると思いますが、これも実態に合わせて多様化して、いろんな通信制の方が多いとか、いろいろ言われるのであれば、実態に即した数字に中身を見直すか、数字を下げるか、何らか御検討いただいたほうがいいんじゃないかと思いますが、この二点、再質問させていただきます。
◯教育長(長谷川洋君)
計画進学率と公私比率二対一について、再度お尋ねをいただきました。
中学生の進路希望が全日制だけでなく、通信制、定時制など多様化していること、そして、今後、中学卒業者数の大きな減少が見込まれておりますので、こうしたことを踏まえながら、中学生の進路選択の実態、しっかり分析をいたしまして、あくまで御指摘のあった九月段階での進路希望、こうしたものを重視して、こうした進路希望の実現をすることを基本に、この全日制の計画進学率、あるいは全日制の公私比率、必要に応じて見直しを検討していきたいと考えております。