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VOICE No.114(臨時増刊)

次の時代に向けて愛知県庁が変わらなければなりません!

そのためには体制の刷新、人材育成と確保が必須です
日が短くなり、朝晩がめっきり肌寒くなってまいりました。皆様はいかがお過ごしでしょうか。日頃からのご支援に感謝申し上げます。
愛知県の借金はなんと累計で、5兆5344 億円もあります。
子供たちにつけをまわさないためにも徹底的にムダをなくすように努めなければなりません。
役所の前例主義は見直して、民間の経営的な手法を積極的に取り入れるべきです。
またDX、デジタル化に向けて人材育成と確保が必要です。
予算をいかに重要な政策に分配するかが最も肝心なことです。
愛知県を住みやすい街にしなければなりません。

参議院選挙のご支援に感謝申し上げます。共に頑張ります!

富田さんの人柄は“口伝”じゃないと伝わらないから
2016年の参議院選。1才と3才の乳飲み子を抱えて突然立候補した泡沫状態の私を応援して下さる議員は決して多くはありませんでした。 そんな中、必死にこの手を 引いて下さったのが富田県議です。
今夏の参院選でも変わらず、選対事務局長をお引き受け頂きました。情にあつく愛がある。人が好きで、裏表がなくて、困った人を放っておかない。
まさに「世直しの心」を燃やす富田県議に、いつもずっと私は救われてきました。
当たり前だと笑われそうですが、改めて思います。
『政治家こそ心が震える人がなるべきだ。優しい人がなるべきだ。優しい人がする政治は優しい制度を生むし、優しい社会を創るから』この間違いのない富田県議の人柄を、1人でも多くの名東区にお住いの皆さまに知って頂けるよう、私も活動して参ります。
どうかご指導ご支援の程、何卒宜し くお願い申し上げます。(伊藤孝枝)

住みやすい愛知にするには!

強い経済基盤、安定した雇用環境、優れた居住環境
愛知県は、製造品出荷額が40年連続日本一。
基幹産業である自動車や航空宇宙を始め、ロボット、繊維、陶磁器など様々なモノづくり産業が集積し、世界有数の産業集積地となっています。
愛知県の人口は750万人、日本全体の人口が大幅に減少している中、愛知県の人口は減少に転じたものも微減で頑張っています。
総人口に占める15 歳未満の人口割合が全国で3位と若い世代の多い県でもあります。
待機児童も少なく、習い事も盛んで、子育てにも優しいところです。物価も安く、家賃も東京の6 割以下で暮らしに余裕が生まれます。
リニア新幹線が開通すれば、愛知県名古屋市に住み、東京都に通勤するライフスタイルも生まれるかもしれません。
現在でも、働く場が多く、通勤もラクで、給与水準も高い愛知県に東京から移り住む方も少なくないようです。
東京一極集中を避けるためにも、愛知県が中京圏を牽引します。
これからも魅力ある愛知づくりに取り組みます。

大村県政の12年間を検証 日本一元気な愛知になったのか

7千万人リニア大交流圏鉄道高速道路ネットワークの進捗は!
大村知事が取り組んできた政策は、まずは「産業首都あいち」です。
世界をリードする産業拠点として、自動車産業のイノベーション、次世代自動車の普及、ロボットや航空宇宙産業の集積強化に力を入れてきました。
その結果、愛知県の総生産は、東京、大阪に次いで第3 位となりました。新しい取り組みでは、ジブリパークの開園や、国内最大のスタートアップ支援拠点「STATION AI」の整備、また、アジア・パラ競技大会などスポーツ大会の招致を実現しています。
そして「環境首都あいち」再生エネルギー( 太陽光・風力・水力・バイオマス等)の事業化やカーボンニュートラル、三河湾の環境再生など積極的に取り組み、それぞれ順調に進んでいます。
これからは、まさにリニアインパクトがあり、名古屋駅の再開発はじめ大きく変わってきます。
愛知県のポテンシャルは非常に高いと思います。

富田昭雄 対談 大塚耕平

蓄積した知識と経験を県政に活かして!

富田過去2 ~ 3 年、世界の技術革新の動きは加速しており、愛知県もその渦中にあります。様々な分野でデジタル化、AI(人工知能)活用、DX(デジタル・トランスフォーメーション)が不可避の課題です。

大塚そうですね。愛知県の産業や企業の命運にも関わる変化です。自動車産業等の大企業は当然のこととして、中小企業や個人事業主にとっても課題です。県議会や県庁はどのようにサポートしていますか。

富田 産業分野の支援のために労働局内に「デジタル人材育成ワーキンググループ」を設置したほか、行政のDX 化も含めた「あいちDX 推進プラン2025」を実行中です。プラン作成の過程では、私の意見もずいぶん反映してくれました。


▲ 大塚耕平参議院議員

大塚AI 活用などはスタートアップ企業の活躍も期待されます。

富田そうなんですよ。オープンイノベーションを促進する「ステーションAI」の2024年スタートを目指して準備中です。愛知県の企業と勤労者が日本全体の牽引役になれるよう、しっかりサポートしていきます。

大塚なるほど製造業出荷額の全国断トツ1位も安泰ですね。一方、日本経済の中心として愛知県が発展すればするほど危機や事故への備えが一層重要になります。

富田矢作川の明治用水頭首工の漏水事故でBCP(事業継続計画)の大切さを再確認しました。あらゆる危機や事故を「想定外」としない万全の対策構築のために、企業人としての経験も活かして努力します。

大塚地球温暖化の影響で豪雨や台風も心配なほか、愛知県は南海トラフ地震への対策も欠かせません。

富田南海トラフ地震の想定被害は死者6400人、全壊消失94000 棟と膨大です。災害対策は防災安全局が担い、「第3次あいち地震対策アクションプラン」に基づき、ハザードマップの更新、避難所のインフラや器材の備蓄、防災無線の確保等、各般にわたって注力しています。また「あいち地球温暖化防止戦略2030」を実行中であり、災害発生を抑止するための努力も続けます。

大塚温暖化対策と言えば、カーボンニュートラルの愛知県への影響も大きいですね。

富田そうですね。とりわけ愛知県のみならず、日本経済全体を支える自動車産業への影響を注視しています。EV(電動自動車)化や車載用電池の開発競争も加速しており、愛知県としても技術革新を支援していけるよう、議会での議論、予算確保に努めていきます。カーボンニュートラルの動きが愛知県にとってプラスになるよう、頑張ります。

大塚富田さんの住む名東区は、転入者、現役世代、共働き世代が多いと思います。そうした皆さんの住みやすさは、仕事の効率とか働きやすさにもつながり、結果的に経済や産業にも好循環をもたらします。

富田高齢者も含め、住民の皆さんの住みやすさ、暮らしやすさ、働きやすさを追求することは、県議会議員としての私の基本的な使命です。子育て支援、保育支援、コロナ対策も含め、全力で取り組みます。県庁だけでなく、市役所とも協議し、住みよい名東区を実現していきます。


▲ 熱くこれからの愛知県政を語る富田昭雄

大塚2024 年から地域医療計画に感染症対策が義務づけられます。富田さんの責任もさらに重くなりますね。

富田コロナや新しい感染症は地球温暖化と関係しているとの説もあり、今後は感染症対策の重要性が増します。病診連携や保健所の機能・体制強化も含め、大塚さんが厚生労働副大臣時代にスタートしてくれた地域包括ケアシステムの内容を充実させていきます。

大塚それは心強い。頑張ってください。県議会議員5 期の経験から、県庁にも市役所にも広い人脈をもち、大村知事と何でも話せる関係の富田さんに大いに期待しています。全国の参考になるような成功例を目指してください。

富田これまでの経験、蓄積した知識を活かし、名東区、名古屋市、愛知県の舵取りをしていきます。任せてください。

大塚頼もしい。県政と国政で協力して頑張りましょう。

世直し富吉コラム

「エネルギーを考える」 アンモニアが注目され、主役に名乗り!

2050年までに温室化ガス排出の実質ゼロを目指す日本の切り札として、アンモニアに注目が集まっています。燃やしても二酸化炭素(CO2) を出さず、既にある輸送手段や貯蔵施設を使えるメリットも多い。
化石燃料に代わる夢の燃料を巡っては、水素の方に期待が先行していましたが、ここにきて、アンモニアが主役の座に躍り出ようとしています。アンモニアは水素と窒素でできています。燃える上にCO2が出ない石炭の一部をアンモニアに置き換えれば、それだけでCO2を減らせる計算です。次世代の燃料になる潜在能力があるにも関わらず、水素の陰に隠れがちだったのは、大気汚染物質の窒素酸化物が出る懸念があったためです。
しかし、この点も制御可能と証明されました。当初は水素の運搬役として使い道が期待されていましたが、燃料として扱いやすさが目に留まりました。常温常圧では気体で、摂氏マイナス35度で液化します。摂氏マイナス253度で管理する液体水素に比べ、はるかに運びやすい。
コストも安く、経済産業省の試算では、アンモニアだけの専焼発電のコストは1キロワット23.5円で、97.3円の水素を遥に下回るのです。日本の石炭火力をアンモニア専焼に代えると約2億トンのCO2を削減できる分析もあります。電力部門から出るCO2の半分にあたる量です。日本はこの技術が上手くいけば、将来輸出ができます。



VOICE114
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