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VOICE No.117

持続可能な社会づくりが大切! SDG’sです!
ニッポンの未来を創る、愛知から創る!!

春爛漫
桜の咲く季節になりましたが、いかがお過ごしでしょうか。日頃からの皆さまのご支援に心から感謝申し上げます。 3月7日の「名東区から明日の愛知県を考える会」では多くの方からお声を掛けていただき、励ましていただき感動いたしました。皆さまのご期待に応えるべく、政策実現に全力で取り組んでまいります。 今後とも、皆さまのご指導宜しくお願いします。

提案ができる議会改革実行!
議会改革を実行します。知事の追認機関ではなく、議会から提案し議論ができる議会にして参ります。地方議会は二元代表制、知事の追認機関ではなく、議会主導の条例制定や制度の改善を議員提案のものを増やしていくこと、そして、県民に見えるところで議論することが重要です。
また、ものづくり愛知の産業基盤を充実することで、安定した雇用の確保。そして、次の担い手を育成することです。また、地震や集中豪雨などの災害対策、子どもの命を守る児童虐待やいじめの対策、超高齢化社会においての認知症や介護の環境整備など、地域の課題に全力で取り組んで参ります。子供達に未来を手渡すために、安心して暮らせる社会の実現にずっと全力です


新政あいち県議団の代表質問より

持続可能な環境社会の構築について
2050年のカーボンニュートラルを実現するため、どのように取り組んでいかれるのかという質問に、知事は、温室効果ガス排出量の約6割を占める「産業・業務」部門は、排出量が相当程度多い事業所を対象とした「地球温暖化対策計画書制度」において、再エネの導入目標量を盛り込む見直しを行うと答弁しました。

持続的な本県産業の振興について
Station Ai の開業に向け、起業家の育成を推進するため、どんな取り組みを行っていくかという質問に、知事は、裾野の拡大を図るため、起業家人材の育成プログラムの定員を増やす。また、新たに学生向けには夏と春の休み期間に6日間程度の短期集中プログラムを実施する。社会人向けにもプログラムを実施すると答弁しました。

犯罪捜査の高度化・効率化に向けた取り組みについて
今後の捜査を進めるにあたって県警本部長がAIなどの先端技術を捜査活動に積極的に取り入れることが重要であると考えており、各種の取り組みを進めているところです。その一つが防犯カメラ映像を活用した捜査の高度化、効率化です。防犯カメラの普及が進む中、その映像は被疑者の特定や犯行の立証など、今や犯罪捜査において欠かせないものとなっています。AIなどの先端技術による映像解析の導入を検討していますと答弁しました。

元気な愛知を作る予算が成立!

新型コロナウイルス感染症の克服とWith/After コロナを見据えた成長戦略
令和5年2月定例議会(2月22日~3月20日)では、一般会計2兆9657億余円を含む総額4兆6039億余円の令和5年度当初予算案はじめ、74議案が上程され、慎重な審議の結果、全ての議案を可決しました。令和5年度予算は、2つの主軸と13の重点事項からなる15の柱で編成されています。
2つの主軸とは、①新型コロナウイルス感染症の克服と ②With/Afterコロナを見据えた成長戦略です。また13の重点事項とは ③「リニア大交流圏」の形成④産業首都あいち ⑤農林水産業の振興 ⑥次代を創る教育・人づくり ⑦安心と支え合いの福祉・社会づくり ⑧安心できる医療体制の構築 ⑨誰もが活躍できる社会づくり ⑩あいちのグローバル展開 ⑪選ばれる魅力的な地域づくり ⑫安全・安心なあいち ⑬環境首都あいちの推進 ⑭東三河の振興 ⑮地方分権・行財政改革の推進となっています。
令和5年度、ジブリパークでは「もののけの里」と「魔女の谷」の2エリアが開園します。これに続き、令和6 年1 0月オープンを目指すSTATION Aiを始め、令和7年度の愛知国際アリーナ、基幹的広域防災拠点のオープン、令和8年度のアジア競技大会、アジアパラ競技大会の開催、令和9年度のリニア中央新幹線開業、中部国際空港第二滑走路の供用開始など、日本の未来を形作るビッグプロジェクトを成功に導き、躍び上がる兎のように愛知を更に飛躍させていく。そうした思いを込めて、令和5年度当初予算は、『跳躍飛躍』予算として編成されました。なお、本定例会には、議員提案の政策条例である「あいち歯と口の健康づくり八○二○推進条例」の改正案が提出され可決されました。

ジブリパークの整備を推進中!

「もののけの里」と「魔女の谷」の整備工事が2023年度に完了し、5つのエリアが開園!
スタジオジブリの作品には、愛知万博の理念である、人、いきもの、地球に対する「愛」が一貫して流れています。それは、刻々と変化する時代にある現在の私たちだけでなく、世代を超え、国を超え、時代を超えても、人を元気づけ、楽しませてくれる普遍的な世界観です。日本が世界に誇るスタジオジブリ作品の世界観を表現した唯一無二の公園施設として、愛・地球博記念公園の魅力と価値を一層高め、将来の長きにわたって、子どもから大人まで多くの方々に愛される公園となり、皆様に笑顔あふれる日々をお届けできるよう、全5エリアの開園に向けて、整備を進めてまいります。

世直し富吉コラム

「教育を考える」 日本語学習指導が必要な外国人の児童生徒1万人全国最多!

 愛知県に住む外国人は28万人、文部科学省の2021年の調査では、日本語指導が必要な外国籍の児童生徒は、1万749人で、2位の神奈川県の2倍います。また、学校に通っていなさそうな児童は1072人いるようです。日本の労働人口減少、人手不足のため、日本にやってきた外国人、その外国人の子どもの多くは、日本の教育から置き去りにされています。日本語がわからないまま、義務教育を終えてしまう子どもたち、高校に進学したとしても言葉が障壁になって勉強についていけず、人間関係も上手くいかず、中退する児童生徒が多いようで、子どもたちの将来が心配されます。また、学校に通っている子供たちは、何とか対応する手立てがありますが、日本に来てからも、誰にも相談できず途方に暮れ、困っている外国人の子供たちも多いと聞きます。増大し多様化する外国人に30年以上も対応してこなかったツケは大きく、この問題の根は深いと思います。現在、日本語が分からない子どもたちの日本語教育は、NPOなどが運営する地域日本語学校が担っています。外国をルーツとした子供たちへの日本語学習支援はもちろん、進学相談や子どもたちの居場所にもなっているようです。しかし、地域日本語教室は財政的に運営が厳しいところが多く、外国人の子どもたちのニーズに充分に応えられない。愛知県も多文化共生社会実現に取り組むと言っていますが、まだまだ他人ごとのようです。本腰をいれて取り組まなければならないと思います。

令和5 年度 愛知県の予算のポイント

歳入:コロナウイルス感染症が拡大前の水準に回復するが、海外景気の下振れに十分留意する。

2023年度の県税収入は、前年度から978 億円増の1兆2,467 億円を計上した。企業収益の回復による法人二税の増等を見込んでいる。県税全体では、新型コロナウイルス感染症の影響が拡大する前の水準を回復するが、今後、懸念材料である海外景気の下振れ等の影響に十分留意が必要である。県税に、特別法人事業譲与税1,317億円を加えると1兆3,784 億円となり前年度から989億円の増収となる。

矢作川カーボンニュートラルプロジェクトの推進
既存の枠組みにとらわれない施策を推進するため、矢作川流域をモデルケースとして、“水循環”をキーワードに、官民連携で総合的かつ分野横断的にカーボンニュートラルの実現を目指すため、矢作川カーボンニュートラル推進協議会及び分科会の運営をする。(建設委員会)

AI などの先端技術による映像解析システムの導入
強盗などの凶悪事件はもとより、多発する侵入盗や特殊詐欺事件、暴力団犯罪などにおいて、犯行現場周辺から収集した大量の防犯カメラ映像の解析をおこなうため、AIなどの先端技術を捜査活動に積極的に取り入れ、各種犯罪の現場から逃走した人物や車両を短時間で絞り込むことを可能にし、被疑者の早期検挙、事件の早期解決に向け取り組んでいく。(警察委員会)

多様性を尊重 持続可能な社会の実現を加速
愛知県人権尊重の社会づくり条例に基づく計画を策定、インターネットモニタリングの対象に性的少数者を追加し取り組みを着実に推進。多文化共生の社会づくりを進めるため、外国人県民に対するオンライン日本語教室を実施、多言語対応の防災ガイドブックを作成する。(県民環境委員会)

結婚支援の取組を積極的に推進
結婚を希望する若者の出会いの場を創出するため、県は愛・地球博記念公園において、県内在住・在学・在勤の20歳以上40歳未満の独身者400人規模の婚活イベントを開催すると共に結婚を希望する方へ市町村や民間非営利団体等が実施するイベント情報などを提供する出会いサポートポータルサイト「あいこんナビ」を活用し結婚支援を積極的に取り組んでいく。(福祉医療委員会)

With/After コロナを見据えた成長戦略
STATION Aiを始めとしたAichi-Startup戦略に基づく取組推進、革新事業創造戦略に基づく、産学官金の多様な主体からのイノベーション創出提案受付プラットフォーム「A-idea」の運営、人手不足業界の人材確保に向けた学生や離転職者等とのマッチング支援、観光拡大に向けたジブリパークや大河ドラマ「どうする家康」を活用したPRプロモーション実施など、成長戦略を進める。(経済労働委員会)

歳出:団塊の世代が75歳以上の高齢者になる事に伴い、医療・介護等の扶助費が大きく増加。

新型コロナウイルス感染症対策に感染の第7波実績ベースで2,585億円を計上した。また、2025年にかけて団塊の世代が75 歳以上の高齢者となること等に伴い、医療・介護等の扶助費が大きく増加し3,291億円となった。その他「ジブリパーク」「STATION Ai プロジェクト」「アジア・アジアパラ競技大会」「愛知国際アリーナ」といったビッグプロジェクトをさらに前進させ、成功に導くための予算も盛り込んだ。

教員の働き方改革と良好な教育環境の整備
小学校35人学級の5学年への拡充、専科指導員の増員による小学校高学年における教科担任制の推進、スクールカウンセラーの配置拡充、校内教育支援センターを中学校2校に設置するなど、児童生徒の相談体制の充実を図る。また、中学校の部活動の地域移行に向けた実証事業の実施や、特別支援学校体育館へ空調設備を整備する。(教育・スポーツ委員会)

2025 年愛知万博20 周年記念事業に向けて
2025年に大阪万博が開催されると同時に、愛知万博開催20周年を迎えるにあたり、会場地であった愛・地球博記念公園において、愛知万博20周年記念事業を実施する。「ジブリパーク」と連携して、愛知県の魅力を国内外に向けて発信する。

安心安定の農林水産業をめざして
 農業分野の様々な課題に対応するため農業イノベーション創出を推進するとともに、農作物の産地の課題解決に向け農業機械等の導入を支援し、農業生産力の向上を図った。畜産業の自給飼料の生産・利用拡大を推進するとともに家畜伝染病対策を巣進める。(農林水産委員会)

自動運転実証実験を実施しました。
 農業分野の様々な課題に対応するため農業イノベーション創出を推進するとともに、農作物の産地の課題解決に向け農業機械等の導入を支援し、農業生産力の向上を図った。畜産業の自給飼料の生産・利用拡大を推進するとともに家畜伝染病対策を巣進める。(農林水産委員会)
問合せ先/県経済産業局産業振興課次世代産業室
      電話:052-954-7495(ダイヤルイン)

救急・災害医療体制の強化を図るため、本県2機目のドクターヘリを導入!!自動運転実証実験を実施しました。
愛知医科大学病院に加え、新たに藤田医科大学病院に本県2機目のドクターヘリを導入し、高度救命救急センターである2病院にドクターヘリを配備し、出動要請全てに対応する全応需体制を構築しました。
問合せ先/県政策企画局企画課企画第一グループ
      電話:052-954-6088(ダイヤルイン)



VOICE117
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