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VOICE No.122

桜の咲く季節となりましたが、いかがお過ごしでしょうか


日頃からの皆様のご支援に心から感謝申し上げます。今年は、元旦から能登半島地震が起き、大変な年の始まりとなりました。まずは、被災された皆様にお見いを申し上げますととも に、お亡くなりになられた方々にお悔やみを申し上げます。早い復旧復興を支援してまいりたいと思います。
国民民主党も、玉木雄一郎代表が再選されました。「対決より解決」の姿勢で、政策本位で協力できる政党とは、与野党問わず連携していきますが、それには「正直な政治」が大前提です。自民党の派閥の裏金問題は、政治の信頼を根底から揺るがす大問題であり、看過できません。政治資金の透明化に努めな ければなりません。来るべき解散総選挙の必勝に向けて全力を尽くしてまいります。皆様のご支援宜しく お願いします。


▲東京開催の国民民主党党本部の大会にて、玉木雄一郎代表と固い握手をする愛知県連富田昭雄幹事長。

ジブリパーク「魔女の谷」が、3月16日にオープンし全5エリアが開園しました!

3月16日に「魔女の谷」がオープンし、ジブリパークの全5エリアが開園しました。新たに加わった「魔女の谷」は、映画「魔女の宅急便」、「ハウルの動く城」、「アーヤと魔女」などのスタジオジブリ作品をモチーフにしたヨーロッパ風の空間であり、高さ約20メートルの存在感ある「ハウルの城」、実際にパンを販 売する「グーチョキパン屋」、作品 に登場する乗り物や動物たちを配した遊具「メリーゴーランド」と「フライングマシン」など、見どころと楽しさが詰まったジブリパーク最大のエリアです。
あわせて愛・地球博記念公園の外周通路では、世界でここだけにしかない「APMネコバス」5台の運行も始まっています。ジブリパーク全5エリアが開園し、これまで以上に魅力を増す愛・地球博記念公園に、県内外からさらに多くの皆様をお迎えし、楽しく笑顔あふれる時間をお届けしてまいります。
また、「魔女の谷」の開園により、全5 エリアがフルオープンとなるジブリパークへ旅行者を迎え入れる雰囲気を醸成するとともに、県内の観光資源の魅力を広くアピールし、県内への宿泊や周遊観光の促進に取り組んでまいります。


魔女の谷
映画『魔女の宅急便』、『ハウルの動く城』などに描かれているヨーロッパ風の空間をイメージし、「オキノ邸」と庭園、「ハウルの城」と荒地、「レストラン棟」等を整備します。

空高く舞い上がる龍のごとく、勢い盛んに愛知を成長・発展させる!

「龍躍愛知」予算で成長戦略を後押し!
令和6年2月定例県議会(2月19日~3月25日)では、一般会計2兆7,949億余円を含む4兆3,427億余円の令和6年度当初予算をはじめ、92議案が上程され、慎重な審議の結果、全ての議案を可決しました。
令和6年度当初予算については、知事の4年間の政策集「あいち重点政策ファイル360プラス1」と「あいちビジョン2030」に掲げた重要政策の方向性を踏まえ、それを具現化する施策を14の柱(◎With/Afterコロナの成長戦略①「リニア大交流圏」の形成②産業首都あいち③農林水産業の振興④次代を創る教育・人づくり⑤安心と支え合いの福祉・社会づくり⑥安心できる医療体制の構築⑦誰もが活躍できる社会づくり⑧あいちのグローバル展開⑨選ばれる魅力的な地域づくり⑩安全・安心なあいち⑪環境首都あいちの推進⑫東三河の振興⑬地方分権・行財政改革の推進)に沿って編成されています。令和6年度は、3月に全面開園したジブリパークのある愛知の魅力を国内外に発信するとともに、10月にオープンする「STATION Ai」や、2026年に開催予定のアジア最大のスポーツの祭典である「アジア・アジアパラ競技大会」を始めとした日本の未来をつくるビッグプロジェクトを着実に推進していきます。また意見書においても、あいち民主県議団から「誰もが安心して暮らせる社会の実現」と「ヘリコプター操縦士等の人材確保の促進について」を含め、5件を国に提出いたしました。


【施設概要】
事業計画地
名古屋市昭和区鶴舞1丁目
延床面積
約23,600㎡(地上7階)
*日本最大
利用者数
1,000社 *日本最大
施設機能
スタートアップ・パートナー企業向けオフィス、テックラボ、イベントスペース、あいち創業館、宿泊施設、託児施設、カフェ・レストラン等

世直し富吉コラム

「社会問題を考える」 東京都が全国初のカスハラ防止条例制定へ!

最近、社会問題になっているカスハラ、東京都は顧客による暴言や理不尽な要求など迷惑行為「カスタマーハラスメント」の防止条例を制定する方針を固めました。
日本最大の産業別労働組合「UAゼンセン」が2020年に、サービス業に従事する233組合の組合員を対象に実施した調査では、過去2年間で顧客から悪質なクレームなどの行為を受けた人は、56.7%に上がっています。事例としては、嫌がらせ目的の悪質な電話、長時間拘束、土下座、怒鳴り散らすなど様々ですが、最近は、法外な金銭を要求し、要求が通らないと「SNSで拡散してやる」など個人を脅迫するカスハラの事例も多いようです。業務になれない従業員の方は精神的に耐え切れず、離職してしまう例も少なくありません。
企業も胸に付けるネームプレートを従業員個人が特定できないものに工夫をするなど対策を初めています。そこで、東京都のように注目を集める自治体がカスタマー ハラスメント防止に向けた条例を制定することができれば、カスハラという言葉を知らない人々にも社会問題として認識してもらう機会となり、効果は大きいと思います。
今後は、愛知県も、条例制定に向けて取り組を進めたいと思いますが、条例の内容がどのようになるにしても、条例でガイドラインが示されるだけでも、大きな抑止力になると思います。このカスハラ問題は、今後現場において具体的な対応方法や相談窓口を設置するなど困っている従業員への対策が必要になります。

令和6 年度 愛知県の予算のポイント

【歳入】

令和6年度の県税収入は、前年度から440億円増の1兆2,907億円。法人二税では、好調な企業業績を反映し399億円の増を見込むものの、海外景気の下振れ、物価上昇、中東地域をめぐる情勢などに留意する必要があります。

■住宅の耐震化を急ぐ

能登半島地震では新耐震基準を満たした住宅にほぼ倒壊被害が出なかったという教訓も踏まえ、県では住宅・建築物の耐震、改修等への費用補助を継続。住宅の耐震診断では非木造住宅で補助率2/3(木造住宅は所有者負担なし)、耐震改修では100万円を上限に事業を行う市町村へ補助を実施し、県内に約27.3万戸存在する耐震性が不十分な住宅について2030年度までの解消を目指します。(建設委員会)

■女性の活躍促進/CNの実現に向けて

中小企業における女性の採用に特化した取組ガイドの作成や女子大学生と女性活躍推進企業との交流会開催などの女性の活躍促進プロジェクト事業を実施する。環境分野では、あいち地球温暖化防止戦略2030に基づき、あらゆる分野の脱炭素化を進めます。また、資源投入量と廃棄物発生量を限りなく小さくするサーキュラーエコノミーへの転換を図る取組を推進します。(県民環境委員会)

■すべての県立高校の体育館に空調設備

フレキシブルハイスクールや夜間中学校の設置、2025年度からスタートする中高一貫校の準備などを含め、あいちの多様な学びに向けての予算が提案されました。教員の働き方改革、休み方改革プロジェクトの推進なども併せて提案された。また、子どもたちの教育環境の改善、酷暑対策として、4月から3か年をかけて全県立高校の体育館に空調設備を整備することを決めました。(教育・スポーツ委員会)

■すべての県立高校の体育館に空調設備

中小企業における女性の採用に特化した取組ガイドの作成や女子大学生と女性活躍推進企業との交流会開催などの女性の活躍促進プロジェクト事業を実施する。環境分野では、あいち地球温暖化防止戦略2030に基づき、あらゆる分野の脱炭素化を進めます。また、資源投入量と廃棄物発生量を限りなく小さくするサーキュラーエコノミーへの転換を図る取組を推進します。(県民環境委員会)

県税収入は、好調な企業業績を反映した法人二税の増収を見込むが、人件費や扶助費などの歳出増加に伴う収支不足が見込まれ、単年度の歳入だけで費出を賄うことが出来ず、多額の基金取り崩しに依存する厳しい財政状況が継続しています。


■次世代産業を育成し、元気な愛知をめざして!

STATION Aiプロジェクトに基づきスタートアップの新たなアイデアとモノづくりの優れた技術との融合によるノベーションを誘発し、本県産業の成長を拡大させる愛知県独自のエコシステムの形成を推進します。また中小・小規模企業の企業力をアップするとともに「商業者等による地域貢献活動の推進に関する条例」を制定し大規模店舗と商店街などが協力して地域を元気にします。(経済労働委員会)

■介護現場における生産性向上への取組推進

「団塊の世代」がすべて75歳以上となる2025年。介護サービスの更なる需要増が見込まれる中で介護人材不足は深刻化。人材確保を進める一方、介護現場における生産性向上を推進する為、介護事業者に対してワンストップ型の支援を行う「介護生産性向上総合センター」を新たに設置。生産性向上を通じて、高まる需要へ対応できる体制づくりを推進します。(福祉医療委員会)

【歳出】

人件費は、給与改定や定年年齢引き上げの影響による退職手当の増加などにより大幅に増加。また、医療・介護・子育てなどの扶助費は、2025 年にかけて団塊の世代が75 歳以上の後期高齢者となることに加え、子ども・子育て支援の強化などに伴い、大幅に増加しています。

■3月19日運転免許更新予約制始まる

愛知県警では予約制が始まるのに合わせて、県民にどのように広報宣伝しているのかとの委員からの問い掛けに際して、報道発表後はニュースや新聞でも取り上げられています。更に県警察ホームページを改修し予約制度の概要や具体的手続やQ&A等を掲載しました。今後は、更新はがきでの案内のほか、円滑な導入に努めるとの明快な回答がありました。(警察委員会)

■2025年愛知万博20周年記念事業を実施

愛知万博開催20周年を迎えるにあたり、愛知万博の理念と成果の再認識・継承を図り、愛知県の魅力を国内外に向けて発信することを目的として、20周年記念事業を実施します。また、「魔女の谷」開園により、全5エリアが開園するジブリパークと連携して旅行者を迎え入れる雰囲気を醸成するとともに、県内の観光資源の魅力を広くアピールし、県内への宿泊や周遊観光の促進に取り組みます。(総務企画委員会)

■農林水産物の需要拡大とブランド力の強化

県産農林水産物の需要拡大のためにも、ブランド力の強化を進め、農業分野の様々な課題に対応するための農業イノベーション創出を推進し、スマート農業の導入で農業生産力の向上を図ります。また、水産業では、漁場や養殖場等の基盤整備の推進で漁業生産力の強化を図り、林業では、東三河地域の森林資源の新たな循環利用を促進するため、県産木材の利用促進に取組みます。(農林水産委員会)



VOICE122
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