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VOICE No.111

春爛漫、桜の咲く季節となりました。

皆様におかれましてはいかがお過ごしでしょうか。
日頃からのご支援にこころより感謝申し上げます。愛知県の新年度予算では、新型コロナウイルス対策費を強化し、コロナ収束後の成長戦略も盛り込まれています。
7月には参議院選挙が行われますが、国民民主党は中道改革政党として存在感を発揮し、日本の将来を見据えた政策を訴えてまいります。
今後ともご支援、ご指導宜しくお願いします。

第26回 参議院議員選挙

愛知選挙区候補予定 伊藤 孝恵

●1975年6月30日生まれ 46歳
●金城学院大学文学部卒業
●テレビ大阪株式会社・株式会社資生堂を経て株式会社リクルート入社、13年金城学院大学日本語日本文化学科講師着任
●16年参議院議員選挙(愛知県選挙区)にて初当選
●参議院・文教科学委員会委員

比例代表候補予定 かわいたかのり

●1964年1月29日生まれ 58歳
●立命館大学法学部卒業
●87年帝人(株)入社 帝人労働組合東京支部長
●07年参議院議員選挙(比例代表)初当選
●13年参議院議員選挙(比例代表)次点
●16年参議院議員選挙(比例代表)2期目当選
●UAゼンセン政治顧問

『愛知県人権尊重の社会づくり条例』が制定されました。

この条例の構成は、人権尊重の社会づくりに向けて、様々な人権課題を対象とした包括的な人権条例になっており、加えて「インターネット上の誹謗中傷の防止等」「本邦外出身者に対する不当な差別的言動の解消」「部落差別の解消」「性的指向及び性自認の多様性の理解増進」の4項目を個別に規定しています。
また、この条例案は日本国憲法や人権関係の法律を踏まえ、人権教育や啓発を通じて、あらゆる人権に関する課題の解消を図るとともに、全ての人の人権が尊重される社会の実現に寄与することを目的として掲げており、この条例が人権課題解消につながることを大いに期待するものです。

令和4年2月定例議会 新政あいち県議団代表質問要旨

コロナ対策をはじめ、11の重点項目について聞く

●新型コロナウイルス感染症対策について

Q:コロナ禍における地域の医療提供体制の確保について、どのように取り組んでいくのか県の姿勢を質す。
知事:在宅療養者の体調が悪化した場合、往診、オンライン診療、訪問看護等が受けられる体制を整備しており、現在までに、医療機機関751施設、訪問看護ステーション102施設に対応していただいている。

●安全・安心なあいちに向けて鉄道の安全対策

Q:県警察として鉄道の安全対策にどのように取り組んでいるのか、また取り組んで行くのか警察本部長に聞く。
本部長:各鉄道事業者との共同訓練を大幅に増やし、警察への通報や乗客の避難誘導の方法、資器材の取り扱い方法など、乗客の安全確保と犯人の早期検挙に必要な対応要領の習得と練度の向上を図っている。

●自治体の行政手続オンライン化について

Q:県民の利便性向上のため、行政手続におけるキャッシュレス化を速やかに進めるべきと考えるが、今後どのように取り組んでいくのか知事に聞く。
知事:具体的には、使用料や手数料を始めとした金銭納付を対象とし、インターネットバイキングやATMでの振り込みが可能となる「pay‐easy」を始め、QRコードやバーコードによる「コード決済」「クレジットカード」「電子マネー」の納付を可能にする。



ロシアのウクライナ侵攻決議、with/afterコロナを見据えた成長戦略

2月定例議会(2月17日から3月24日)では、一般会計2兆8275 億余円を含む総額4兆4573億円の令和4年度当初予算案はじめ86議案が上程され、全ての議案を可決されました。
今議会では、犯罪の被害者に対し必要な支援を行う「愛知県犯罪被害者等支援条例」、人権尊重の社会づくりにする施策の基本となる事項を定めた「愛知県人権尊の社会づくり条例」が新たに制定されました。
また、会期中には新型コロナウイルス感染拡大に伴い、県下に発出されている「まん延防止措置」の延長に伴う補正予算、県の幹部職員の人事案などが追加提案され可決承認されました。
3月3日には、ロシアによる侵略を非難すると共に、ロシアに対し即時に攻撃を停止し部隊をロシア国内に撤収するよう求める「ロシアのウクライナ侵攻についての決議」を全会一致で採択されました。

愛知県政150年の節目の年に更なる飛躍を!

本年は名古屋県から改名した愛知県と額田県が合併して現在の愛知県が誕生してから150年という節目の年となります。
現在のトヨタ自動車の創業者故豊田喜一氏と、ソニーグループの創業者の一人である故盛田昭雄氏を名誉県民として功績を讃えるとともに、故郷への愛着や誇りの醸成のための取組を推進します。開園予定のジブリパークや新愛知県体育館、国内最大のスタートアップ支援拠点として2024年に開設予定のSTATION AI などを150 周年記念事業に位置付け、日本の発展を牽引してきた本県が今後も我が国の発展を強力にリードする成長エンジンとしてwith/afterコロナの社会でさらに飛躍するあいちを目指してまいります。

11月1日にジブリパークが開園

日本が世界に誇るスタジオジブリの世界観を表現した唯一無二の公園施設として、愛・地球博記念公園に「青春の丘」「ジブリの大倉庫」「どんどこ森」の3エリアが11月1日に開園します。
また、概ね1年後の開園を目指し、「もののけの里」「魔女の谷」を整備します。


(C)Studio Ghibli

世直し富吉コラム

「漁業を考える」アサリの漁獲量日本一の愛知県も近年は急減!

三河産のアサリはぽってりとした身や強い甘みが特徴で、全国各地に出荷されます。
愛知県の2019年のアサリ漁獲量は3880トン。
全国の約49%を占めますが、10年前の2割程度に激減しています。
過去の干潟が埋め立てで生息地が減少したことや海底にたまった酸素濃度の低い海水が風で沿岸に押し寄せる「苦潮」の影響、また、海の栄養不足も大きな原因と言われています。
環境基準が厳しく、海がきれいになりすぎ、プランクトンの栄養となる窒素、リンを含む「栄養塩」が不足しているということです。最近では、熊本産アサリは偽装が横行し、信用を失っています。
中国や韓国産を熊本県産として偽って、販売していますが、これも熊本県産のアサリの漁獲量が激減しているからでしょう。
全国最多の漁獲量を誇る愛知県が、アサリの急減に様々な手を打ち出しています。
生息域の干潟の再生のため、海や川の砂を沿岸部にまくなどして人工干潟を約700ヘクタール以上造成してきた。
それに加え、細かく砕いた石をまくなどしてアサリが増えやすい環境づくりを進めています。
やはり、プランクトンの栄養源となる窒素とリンの減少は、生活排水の浄化によって起きていました。
そこでその不足を補うため、愛知県が環境基準は守る必要があるものの、2か所の浄化センターから、海に流す下水のリン、窒素の濃度を上げる実証試験を始めました。
少しずつ改善されているようですが、環境面も配慮しつつ、干潟の再生も取り組みながら、「豊かできれいな海」を目指したいものです。

県・市政トピック

歳入:企業収益は回復するも、新型コロナウイルス感染症拡大前の水準には戻らず

2022年度の県税収入は、前年度から957億円増の1兆1,489億円。
法人二税は、企業収益の回復を反映し965億円の増加するものの、県税全体では、新型コロナウイルス感染症の影響が拡大する前の2020年度当初予算の水準(1兆1,669億円)を回復するには至っていない。
県税に、特別法人事業譲与税1,306億円を加えると1兆2,795億円となり、前年度から1,454億円の増収となる。

■経済面でのコロナ対策とWith/After コロナを見据えた成長戦略の推進

中小企業や商店街、観光関連連産業等への支援、雇用維持や失業を余儀なくされた求職者等への雇用促進に向けた取組を推進する。
また、With/Afterコロナ時代に求められる中小企業等へのデジタル技術やテレワーク導入支援を行うとともに、スタートアップを起爆剤に本県産業の成長を拡大させるエコシステム形成の取組を一層強化する。(経済労働部会)


■国際芸術祭「あいち2022」を開催

STILL ALIVEをテーマに、本年7月30日から10月10日までの73日間にわたり、愛知芸術文化センター、一宮市、常滑市及び名古屋市有松地区で開催します。(県民環境部会)


■「ジブリパーク」整備に195億8,698万円計上

スタジオジブリ映画「となりのトトロ」や「耳をすませば」などの世界観が楽しめる「ジブリパーク」が愛・地球博記念公園で11月1日、第1期 (3エリア)開園する。
内装工事や整備工事などに120億1909万円ほか、公園施設の整備や周辺道路の渋滞対策などに75億1789万円を計上し、さらに開園に合わせ、県の特産品や観光PRするイベント開催費用として5000万円を投じる。(総務企画部会)
(C)Studio Ghibli

■中部国際空港の将来構想の推進

喫緊の課題である現滑走路の大規模補修に速やかに取り組む必要性から、現空港用地と新たに造成される土地を最大限活用して、2段階の整備で2本の滑走路を配置することにより、滑走路処理容量を現在の約1.5倍とすることを目指す「中部国際空港の将来構想」ならびに、リニア大交流圏の玄関口となる名古屋駅のわかりやすい乗換空間の形成等によるスーパーターミナル化を推進します。(建設部会)





歳出:新型コロナウイルス感染症「克服」と日本の「成長エンジン」としての予算を計上

新型コロナウイルス感染症対策に係る経費を1,920億円(うち一般会計1,918億円)計上するとともに、来年度から団塊の世代が75歳以上の高齢者となることなどに伴い医療・介護などの扶助費が増加し、3,101億円となった。
その他、ジブリパーク整備や愛知県基幹的広域防災拠点整備など、新たな愛知県の魅力、安心・安全をつくりだすプロジェクトのための予算を確保した。


■児童・生徒の心のサポート体制を充実

不登校やいじめなど子どもたちの心の問題に起因するトラブルを予防、解決するため、県内の公立小・中学校、高等学校、特別支援学校にスクールカウンセラー(小中学校434人、高等学校58人、特別支援学校5人、スーパーバイザー7人)を重点配置、スクールソーシャルワーカー配置への補助なども拡充。24時間電話やSNSによる相談、ネットパトロールなどによって、子どもたちの心のサポート体制を充実します。(教育スポーツ部会)


■Wood City あいち2050 の策定

新年度予算には2050年に目指す都市の木造・木質化の姿を示す構想やロードマップ等に関する「Wood City あいち2050」の策定や木材利用を促進するシンポジウムの開催などの新規事業を盛り込み、カーボンニュートラルのやSDGsの達成に貢献する。
民間建築物での木造・基質化に取り組み、持続可能な社会の実現に向け県全域において県産木材をはじめとする木材の利用を促進します。(農林水産部会)


■2026 年開催のアジア競技大会に向けた整備を推進します

アジア最大のスポーツの祭典である「第20回アジア競技大会」は、国内外から多くの人を呼び込み、世界中から注目を集めるビックプロジェクトであり、開催に向けて整備を着実に推進します。(教育スポーツ部会)


■ヤングケアラーに適切な支援!!

教育や福祉分野などの関係機関への助言を行うとともに、連携の強化を図ります。
理解促進シンポジウムの開催、支援関係機関研修の実施、支援コーディネーターの配置などを実施します。(医療福祉部会)



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